宇宙との同調
人間は60兆個の細胞で出来ている。
その細胞はまた天文学的数字の分子からなり、
分子は原子から成り立ち、原子の回りを電子が回っている。
我々の脳波とか心電図はこの電子の動きを計測機器が捉えたものだ。
電子の流れは電流であり、最も解りやすいエネルギーのかたちである。
あらゆる物質が元素から出来ていることは、いまや、小中学生でも知っている。
水も岩も草木も生き物も、元素から出来ている全てのものがエネルギーを持っている。
一見、静止しているような岩石でも、そこに存在しているということは電子が原子の回りをものすごいスピードで回っているからであり、大エネルギーを持っていることなのだ。
もしも、人間が原子や電子よりずっと小さなものであったなら、これらの動きを宇宙だと思ったことであろう。すなわち、宇宙はあらゆるところに存在するのである。
これらの極小宇宙は当然のことながら、大宇宙と同調している。
細部と全体が相似形をなす性質をフラクタル性という。
人間は勿論、宇宙とのフラクタル性を持っている。
コスモスもミクロコスモスも同じもの 人も宇宙もみな相似形 安正