ふたたび音程について
半分も出席できたらいいと思っていたのですが、実際にその通りになってしまいました。仕事の都合上、やはり、夜のクラスは無理なので、新年度を機会に、昼のクラスに移ることになりました。さて、今回もまた、独断と偏見に満ちた屁理屈を展開致すことをお許しください。その前に前回の補足を致します。
2度目の1について:一声が連続してもあとの音節が上がるものもある。
3度目の1について:南方方言では何種類もの1声を使い分けています。北京語圏でも昔はそうであって、その影響が今でも少し残っているのではないでしょうか。
3度目の3について:これは全く私の勘なのですが、3声の音尾が昔は今よりももっと高く引っ張り上げられていたとすると納得がいくのですが。
さて、軽声の音程についてはNHKラジオテキストの95年10月号の15頁に相原先
生が明確に図示しております。でも……一声の後の軽声と二声の後の軽声の音程が同じということになっているのですが、私の耳には一声の後の軽声のほうが少し低く聞えます。勿論、四声の後ほど低くはありません。
二声の音程も高い二声(音尾がおもいきりあがる)と低い二声(音尾があまり上がらな
い)の2種類があるようです。
さてさて、相原先生のラジオテキスト11月号の16頁には表記上消えてしまう音を小さなアルファベットで示しておりますので、以下この方法で「かくれ音」の発見をしてみたいと思います。
e=ea o=oa ai=
(以下9パターン省略)などなど、大げさ過ぎますでしょうか。
さてさてさて、私のまだ見ぬ中国への距離が思っていたよりずっと近いことを発見しました。3月のある日、新潟県のスキー場で強い南西風が吹いてきたと思ったら、まもなく、雪面が黄色に変化しました。これぞ、黄塵万丈、あの黄砂が海を渡って日本に届いたのでしょう。ああ、私は砂になりたい!
(川口市日中友好協会中国語教室機関紙「にいはお」18号より)