音程について

昨日の初受講で、この4ヶ月間独習してきた方向が間違っていなかったことを確認できて、ほっとした気持ちでおります。しかし、まだまだ解らないことだらけで疑問は山霧のようにむくむくと広がっていきます。特に音程については私の生業に関することですから気がかりなことがいくつかあります。

1.一声が何種類もあって、しかも連続したときの法則性は?

2.三声のあとの軽声は法則どおりでなく、けっこう高い音になる。

3. 四声の出発点は他のどの声調よりも高くなる。――などです。

1.について:一声が連続すると必ず後の音節が下がるのですが、その下がり方がいろいろです。NHKはソ ファ ( ) かソファです。昨日受講した朱先生は「 ( フェイ ) ( ジー ) 」(ソファ)、「 ( ティエン ) ( シン ) 」(ソファ)、「 ( ドン ) ( ティエン ) 」(ソミ)と発音しておりました。これが「 ( ジン ) ( ティエン ) ( シン ) ( チー ) ( ティエン ) 」のように5連続もするとその音程変化は見事なもので、まるで音楽を聞いているようです。ちなみに「やさしい中国語」のテープではレドミ ( ) レ、となっており4種類の一声が並んでいます。

2.について:これはNHKテレビ講座の矢印と点での表現で確認できました。

3.について:これは唯一、倉石武四郎先生のテキストだけがそのように図示されていますが、他のテキストは一声と四声の出発点は同じになっております。

再び1.について:意味は変わらないのにどうして音程だけが変るのか?これについて、私はあることを推理しております。

2.について:テキストや授業などでもっと重要視するべきだと思われます。どうしてこうなるのかについては、これまた、ある推理をしております。

3.について:これはもうすべてのテキストが倉石先生に右へならえをするべきかと思われます。

以上、音程について気がかりな点を3つほど挙げてみました。

今、滞在しているホテルの裏山に登ると、北アルプスが白いノコギリのように見えます。その向こうには日本海があり、中国大陸があるはずです。何よりも今、降っている雪は中国大陸から吹いてくる風が日本海から運んでくるものです。私は山を見ながら、雪に触れながら、中国を感じております。まだ見ぬ中国を!

信州 菅平高原にて

(川口市日中友好協会中国語教室機関紙「にいはお」17号より)

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