まえがき

母の介護については解らないことだらけで困ってばかりいました。入院中は同室の人に聞き、看護師さんに尋ね、担当医にも教えてもらいましたが、それでも日ごとの病状の変化についていけません。

そのような中で最も役立ったのがインターネットの介護記事です。医療用語や介護用語で検索し、状況が似ているものを選び、祈るような気持ちで読みました。やはり、体験者の書いたものが何よりも役に立ちます。藁をも掴みたいときの救いの神でした。

姉の知的障害についても同様です。人に聞いても役所で調べても一般的なことしか解りません。公開されにくい性質上、肝心なことは殆ど闇の中なのです。

ゆえに、藁屑でも何かの役に立つかもしれない、との思いから、この拙いものを公にすることにしました。

( みょう ) ( こう ) ( にん ) 」の「妙好」とは「 ( たえ ) なる ( ) さ=言葉で表せないほどすばらしい--=霊妙な」の意味で、つまりは白い蓮の花を言い表しているようです。浄土真宗は庶民の信仰ですから、信仰を深めた庶民の中からキリスト教でいう 聖人 ( せいじん ) のような方が何人か現れました。泥の中のような現世で清浄無垢な心を持ち続けるその方々は、白蓮にたとえられ、妙好人と言われるようになります。そして後には蓮華のように生きる在家信者をも言うようになりました。母は浄土真宗本願寺派、 鳥栖山 ( とりのすざん ) ( きょう ) ( えん ) ( ) (村田 ( さとる ) 住職)の門徒です。

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