9塩月さん】

塩月さんは私の娘の嫁ぎ先で、四代にわたって東京に住んでいます。初代は大分県出身の政治家でした。初めての会食のおり、「名前の 由来 ( ゆらい ) が分からない」と言われたので、考えてみることにしました。

律令時代の税、 ( ) (米) ( よう ) (労働、軍務) 調 ( ちょう ) (特産品)のうち調をやまとことばで「つき」と言っていたようです。(「みつぎ もの」の語源らしい)そして、中世では星信仰や月待ち信仰が盛んでした。さいたま市の浦和区には 調宮 ( つきのみや ) 神社がありますが、律令時代の税務署の跡地とも言われています。(近くに二十三夜という地名もある) したがって、地方名産品の一番重要な物は塩だったわけですから、まず、「 塩調 ( しおつき ) 」という税務職名が生まれ、中世の月待ち信仰の隆盛とともに「塩月」という人名に変化していった。というのが私の推理です。

義理の息子の名前は卓といいます。むかし、むかし人々が持ちよった塩を卓の上に乗せて、木簡などに記録している姿が目に浮かぶではありませんか。考え過ぎかな?それに、塩月家の娘さんは税務関係の仕事をしています。( 調宮 ( つきのみや ) 神社は鈴鹿市にもある)

いにしえの ( いつき ) の宮と 調宮 ( つきのみや ) 斎藤さんと塩月さんに    安正

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