モーツァルトの音楽がなぜ医療現場で使われるか

(1)人体の共鳴

音声の800Hz以下は下半身に、8003000Hzまでは首から腹部、3000Hz以上の高周波は首より上の脳や延髄に共鳴します。延髄は自律神経と深いかかわりがあります。

自律神経は人体が活発に動いている時に働く交感神経と、夜眠る時に働く副交感神経からできています。そのうちの副交感神経を司るのが延髄で、現代人はこの副交感神経の働きがストレスなどの影響で低下しています。

モーツァルトの音楽など、質の良い高周波で延髄を共鳴させ、副交感神経を刺激すると、人間本来の力を呼び覚ましてくれます。

(2)アルファー波と「1fゆらぎ」

人間は脳内がアルファー波で満たされたときに、最も安らぎを感じることができます。アルファー波はモーツァルトの音楽を聴いているとき、大自然に親しんでいるとき、各駅停車の電車に乗っているとき、マッサージされているときなどにあらわれます。

これらに共通しているのは単調なゆれと不規則なゆれが、ほどよく入り混じった状態であることです。時計の音のように規則的過ぎてもいけません。工事現場の音のように不規則的過ぎてもいけいけません。半分は予測可能、後の半分は予測不可能でなければいけません。

これらのことを「1f(エフブンノイチ)ゆらぎ」と言います。

モーツァルトの音楽を解析すると、自然の根源に近いゆらぎ(音の変動)があるので心地よいのです。自然の音である波の音や小川のせせらぎの音は生体のリズムである呼吸や鼓動と同じく「1fゆらぎ」をもっています。

もっというならばニューロン細胞の情報伝達システムも「1fゆらぎ」で制御されているし、宇宙の誕生にも「1fゆらぎ」がかかわっているのです。

無の状態にゆらぎが起って宇宙は誕生し、宇宙全体がゆらぎからできているとも言われています。

(3)共鳴と同調

モーツァルト音楽のチェンバロやバイオリンの音に含まれる高周波が延髄に共鳴して副交感神経の能力を高め、脳に共鳴して細胞を活性化させること。

モーツァルト音楽の中にある「1fゆらぎ」が人体のそれと同調してアルファー波を出し、ニューロン細胞とも同調し、宇宙にまでも同調させること。

モーツァルトの曲が医療の現場で使われる理由にはこの2点があります。

(4)ノイズでも?

音楽業界も、世の中の流れと共に動きがあり、漫然と人様に聴かせるだけでは成り立たなくなってきました。

少し前には想像もつかなかった医療現場や生産現場で使われる事が当り前のようになってきております。

医療現場で使われる件は前項のように整理をしてみたのですが酵母菌に聴かせて上質のワインや日本酒を製造したり、トマトに聴かせて糖度を上げるような生産現場への応用となると、よくわかりません。

やはり、高周波で共鳴させて細胞を活性化させるのではないかとは思いますが、それだけならばノイズでもよいでしょう。どうなのでしょうか。

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